NFL第42回スーパーボウル

珍しいアリゾナ州フェニックス大学スタジアムで開催。
開閉ドーム式なのでフィールドコンディションはあまり影響しないだろう。ドームだけど天然芝だそうな。
ニューイングランド・ペイトリオッツ(AFC東1位)16勝0敗
ニューヨーク・ジャイアンツ(NFC東2位)10勝6敗
開催は西側のアリゾナだけど両方とも東地区のチームだ。
国歌斉唱はアリゾナ出身の女性歌手ジョーダン・スパークス
ペイトリオッツはシーズン16勝無敗の記録を打ち立てた。
最終16節ジャイアンツと対決している38対35でいいゲームだった。
ペイトリオッツQBはトム・ブレイディ。ペイトリオッツで3度優勝している。2000-2010までの代表チームにしたといても過言ではないだろう。
ジャイアンツQBは4年目27歳イーライ・マニング。昨年優勝したコルツMVPのQBペイトン・マニングの弟。父はセインツのQBアーチー・マニングNFL一家。
地味でイマイチな成績しか残せなかったけど。プレーオフに入ってから素晴らしい活躍。ジャイアンツはロード10連勝中。
オフェンスはペイトリオッツ。ディフェンスはジャイアンツが有利か。
総合力ではペイトリオッツか?
(49ersの名ヘッドコーチジムウォルシュって昨年亡くなってたのね。)
コルツ対ジャイアンツだったら兄弟対決だったのにね。

  • 第1Q

ペイトリオッツのキックオフ!
ジャイアンツのレシーブからゲームスタート。
ヒクソンのリターンは普通に22ヤード付近。ジェイコブスは力強いRBだな。
ペイトリオッツは3-4ディフェンス。
2回続けてランプレイ。サードダウンはショットガン(フォーメーション)からバレスへのパス。成功。47ヤード付近。ファーストダウン更新。ペイトリオッツのブリッツの穴に駆け込んだ形。
またサードダウンからファーストダウン獲得。いいリズムで攻撃できている。敵陣に進入。
ルーキーRBブラッドショーもいい走りしているな。敵陣29ヤード。
いいパスで18ヤードくらい。タッチダウン取れずフィールドゴールで3点。
ペイトリオッツ マローニーはいいリターンで自陣40ヤード付近。
ジャイアンツも4-3ディフェンス。
DEストレイハンは36歳15年目の大ベテランだそうな。
RBマローニーが8ヤードいいランだ。
サードダウン短いパスでファーストダウン獲得。
敵陣17ヤード付近。
ジャイアンツ、エンドゾーンでパスインターフェア。駄目だろその反則は!
エンドゾーンまで1ヤードでファーストダウンだぞ。
そのまま第1Q終了。0-3。

  • 第2Q

ボールポジション変わらずセカンドダウン1ヤード。
マローニーがタッチダウンラン。7-3。
ペイトリオッツがキッキングミス。
自陣40ヤードからファーストダウン
ロングパスをキャッチ。(インターフェアっぽいけど)レッドゾーン進入。
サードダウン5ヤード。ペイトリオッツのホブスがインターセプト
ペイトリオッツがサードダウン1ヤード。
ジャイアンツは守備がやはり強い。ロスにして1回でチェンジ。
結局ジャイアンツはパント
2回連続でいい守備でQBサック。ブリッツでないで4人のラインのみでサック。素晴らしい。
ペイトリオッツはパント。
いいポジションからジャイアンツの攻撃。
ブラッドショー。ジェイコブスの連続ファーストダウン獲得ラン。
その後はたかれてファンブル。サードダウン18ヤード。これは辛い。
ポジションは悪い。ペイトリオッツの攻撃。
しかし守備が強いなジャイアンツ。進ませないよ。
淡々とペイトリオッツが進んできたけど、終了間際またも4人でサックだよ。
ファンブルリカバーでジャイアンツの攻撃。
そのまま終了。7-3。

  • ハーフタイムショー

トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ
私は知りませんでした。ハーフタイムに出るくらいだから有名なんだろうけど。
70年代から続いているバンドだもんな。何処かで耳にしているのかなぁ。
古き良きアメリカンロックて感じの曲ですな。

  • 第3Q

マローニーのリターンは短め。
ジャイアンツのディフェンスが強いな。ブリッツなしであれだけのプレッシャーはブレイディ辛いだろう。
しかし12人がフィールドに居るという反則。おいおい。しっかりしろ。オートマチックファーストダウンだぞ。
徐々にペイトリオッツが攻撃ペースを掴んだか。短いパスを繋ぎ始めて敵陣まで進入。
サードダウン、ストレイマンがQBサック!ディフェンス4人でサックプレイ。36歳だぞ!この動きは何なんだ!
ペイトリオッツフォースダウンギャンブル。失敗。
しかしジャイアンツはパント。
ペイトリオッツ反則もあって自陣5ヤードから攻撃。ここでブリッツ。
ブレイディ辛いな。
エンドゾーンからパス成功。ここは凄い。パスを繋いで敵陣に進入。
ウェルカーへのミドルへの短いパスを連続成功だ。
両方とも0点で7-3のまま。

  • 第4Q

ジャイアンツ自陣20ヤードから攻撃。
ロングパス。ルーキーTEボス、ファインプレイだ。敵陣35ヤード。
サードダウン、ペイトリオッツ、ブリッツ。スミスへ良いパスだ。敵陣12ヤード。
ショットガンからドロープレイ。
セカンドダウン3。WRタイリーへのタッチダウンパス!
7-10。
ペイトリオッツ、ホールディングの反則。あまり進めずパント。
ジャイアンツもパント。
ペイトリオッツの攻撃。
モスでパス、マローニーのラン、ウェルカーへの短いパスキャッチ&ランを使って良いリズムで進む。
さすがここ一番で得点を取る勝負所を心得ている。スーパーボウルに出ている経験か。
残り2:42でモスへのタッチダウンパス!
14-10。
フィールドゴールでは同点にも追いつけない。タッチダウンを狙うしかないジャイアンツの攻撃。
2ミニッツウォーニーもあるので攻撃時間にまだ余裕があるはずだ。
2回パス失敗で2ミニッツウォーニー。
フォースダウン1でギャンブル。当然だろう。
ジェイコブスの強力ランで捻じ込む。ギャンブル成功。
マニングQBスクランブル。
サードダウン5。サックと思いきやタイニーへ凄いパス!そしてキャッチ素晴らしい!
ビッグプレイだ。
ペイトリオッツ、ブリッツ。QBサック。
タイムアウトを使い切った。残り51秒。
セカンドダウン11。後3回でタッチダウン取れるか?
もうショットガンからパスしかない。
ペイトリオッツはブリッツ。
パス失敗。
スミスへのパス成功。アウトサイドへ出て時計を止める
残り39秒。
ショットガン。ペイトリオッツ、当然ブリッツ。
バレスへのタッチダウンパス!!
14-17。 
残り35秒。
タイムアウト3回残っている。まだ分からない。
残り19秒。
4人のラインだけでQBサック!最後までディフェンスが凄い。
モスへのロングパス失敗。
残り10秒。
最後のパスも失敗。
14-17ジャイアンツ優勝。17年ぶり3度目。
前回の優勝は覚えてるな。ビルズ戦だった。
総評
試合前は総合力でペイトリオッツ有利の下馬評だった。パーフェクト勝利ならず。
ロースコアはディフェンスの戦い。それはジャイアンツ有利を示す。その通りの展開。
前半獲得ヤードと攻撃使用時間もジャイアンツペースだった。点差はペイトリオッツペースという捩じれだった。
。後半はペイトリオッツが徐々にペースを掴みはじめた。第4Qやはりディフェンスのプレッシャーがジャイアンツにペースを戻す。サックされかかってパス成功が試合を決めた感じだ。 
ブレイディはやはり足が不調だったのかな。
一試合通じてディフェンスラインで圧勝したジャイアンツがペイトリオッツに攻撃ペースを握らせなかった。パスプロテクションが持たなければパスプレイが生きないから。エースWRモスへのパスも殆どなかった。ウェルカーへの短いパスを多用することになる。結果獲得ヤードが短くなりジリ貧。ラインの戦いが勝負を分けたか。
結果、逆転に繋がったのだろう。 
昨シーズンで引退したRBティキ・バーバーもいればな。なお良かった。
イーライ・マニングは大分成長したのだな。
MVPはそのイーライ・マニング。ストレイハンでも良いと思うがな。
兄弟揃って優勝してMVPかぁ。凄いなぁ。
最後まで緊張した展開。手に汗にぎる。そして劇的な逆転。
今回のスーパーボウルは素晴らしいゲームだった。
やっぱりNFLは面白い!